専大松戸、きょう初戦　対戦する常葉大菊川の印象は

　専大松戸は22日の第2試合（午前11時半開始予定）で、常葉大菊川（静岡）と初戦を迎える。試合を前に、専大松戸の持丸修一監督と常葉大菊川の石岡諒哉監督に相手校の印象や意気込みを聞いた。紙面対談の形で紹介する。（宮坂奈津、魚住あかり）

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　――相手チームの印象は

　専大松戸・持丸　うちと同じく、地元の選手が多く集まっている。足の速い選手が多く、二塁に走者を置いて、3番、4番で返す印象だ。

　常葉大菊川・石岡　投手層が厚く、守りも打撃も良い。持丸監督は自分とは比較にならないほど経験があるが、年齢が離れていても気さくに話してくださる。まさか当たるとは思っていなかった。

　――チームの状態は

　持丸　まあまあ良い。甲子園に来て調子は上がってきている。投手の平野大地（3年）も従来のように戻りつつある。

　石岡　良くもなく、悪くもない。直近の練習試合は完封で勝ったが、結果はあまり気にしていない。

　――理想の試合展開は

　持丸　初戦なので、ロースコアになる可能性もある。失点を抑えて逆転するしかない。

　石岡　最少失点に抑えないと勝てない。前半は食らいつき、勝負できる点差で後半に入らないと厳しい。勝率は10%だと選手に言っているが、試合までにその確率を高めたい。

　――キーパーソンは

　持丸　攻撃は1～3番で出塁し、4、5番で返すいつものパターン。チーム力で勝ちたい。

　石岡　主将の平出奏翔（かなと）（3年）がやってくれると思っています。

　――警戒している選手は

　持丸　1年生のときから出ている4番の鈴木叶（きょう）捕手（3年）。3番打者の岩崎匠悟（しょうご）選手（3年）も長打力がある。

　石岡　4番の吉田慶剛捕手（3年）。自分も捕手だったが、捕手を打たせるとチームが乗ってしまう。平野投手は球が速いだけでなく、制球力も良く変化球も投げ分けられる。関東大会では他の投手も投げていたので、他の投手が先発してくる可能性も十分あると思う。

　――意気込みを

　持丸　甲子園では「よし！」という気合が硬さにつながる。思い切りプレーできるよう、まずは普段の力を出して悔いが残らない野球をしたい。

　石岡　とにかく必死にやるだけ。どんな試合展開になっても最後まで諦めず、相手に食らいついていく選手の姿勢を見て、「自分も頑張ろう」と思ってもらえるような試合をしたい。