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仙台育英、投手のあだ名は「ぼけちゃん」 物おじしないエースに成長

2023年3月22日09時46分

朝日新聞DIGITAL

 (21日、第95回記念選抜高校野球大会2回戦 仙台育英2―1慶応)

 二回1死満塁のピンチで救援した仙台育英(宮城)のエース高橋煌稀投手(3年)は緊張もせず、ワクワクしていた。

 昨夏の甲子園決勝で胴上げされた優勝投手。また戻ってこられたことがうれしかった。外角のチェンジアップと直球で2者連続の空振り三振。無失点で切り抜けた。

 最速140キロ台後半の右腕。「一番安定して投げられる」と須江航監督が信頼を寄せるエースは、幼い頃、周囲から「ぼけちゃん」と呼ばれていた。

 幼なじみでバッテリーを組んでいる尾形樹人捕手(3年)の父、茂樹さん(45)は「甘えっ子でぽわんとしていたので」と笑う。配球はいつも尾形捕手がリードしていた。

 全国制覇で地元はお祭り騒ぎになったものの、茂樹さんは「そんなにすごい子たちではないんです。だから不思議な感じで」。高橋投手の父達也さん(45)も「今でも実感がない」という。

 ただ、新チームでエースを任されるようになり、「自覚が出てきた」(高橋投手)。尾形捕手に頼りっぱなしだった配球も自ら考えるようになった。

 夏春連覇を目指すこの日の初戦では、打撃でもみせた。五回2死一、三塁の好機に、狙っていた外角直球を打ち返して先取点を奪った。

 普段から明るい性格で、甲子園での経験が積み上がるにつれて、「ピンチの場面でも焦らなくなった」という。応援席を埋める相手の慶応(神奈川)の大声援にも物おじせず、ずっと笑顔を見せ続けた。(武井風花)

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