きょう初戦、両監督に聞く 石橋―能代松陽 センバツ
【栃木】石橋は大会第4日の21日、能代松陽(秋田)と2回戦で対戦する。初戦を前に、石橋の福田博之監督と能代松陽の工藤明監督に試合の意気込みなどを聞いた。
――対戦相手の印象は
福田 昨夏の甲子園に出場し、その時の主力も残っているので、かなりの強豪校だと思っている。
工藤 ピッチャーを中心に守りからリズムをつくるという、非常に似ているチームだという印象だ。
――警戒する選手は
福田 森岡選手と斎藤選手の投手2人。ここから何点取れるかが重要になってくる。野手も上位陣をいかに封じるかが鍵だ。
工藤 ショートの入江選手はポテンシャルが高いと聞いたので、注意しなければいけない。
――自チームの鍵となる選手は
福田 投手陣。点数を取られないようにしないと勝負にならない。
工藤 守りからリズムをつくるので、バッテリーが鍵になる。主将の大高がどれだけチームを一つにできるかもポイントだ。
――チームの状態は
福田 投手陣は安定してきているが、攻撃ではヒット数の割に点数が入っていない。いかにうまくつないでいくかが今の課題だ。
工藤 万全とは言えないが、けがなくここまできているので、心身ともに充実させて試合に臨ませたい。
――理想の試合展開は
福田 僅差(きんさ)で中盤までいき、終盤で1、2点勝ち越す展開が理想だ。
工藤 先制して守り抜き、追加点を取るというのが完璧な形。そうならなくても競る中で勝機を見つけだせればいい。
――意気込みを
福田 今までいろいろな方にお世話になってきた。その感謝の気持ちを、甲子園球場で生徒と一緒に発揮したいと思っている。
工藤 本番に近づいているので、心身ともに充実させていきたい。(野口駿)