智弁和歌山、緩急を崩せず初戦敗退 中谷監督「相手の気迫に負けた」
(19日、第95回記念選抜高校野球大会2回戦 香川・英明3―2智弁和歌山)
智弁和歌山は、相手先発・下村健太郎に苦しめられた。昨秋の公式戦6試合で7本塁打の強力打線が自慢で、四回まで毎回得点圏に走者を進めたがあと1本が出ず。右横手から繰り出される緩急にほんろうされた。一回1死一塁で投ゴロに倒れた主将の青山達史は「力感のないフォームでキャッチボールのように投げてきて、うまく捉えきれなかった。夏へ、もっと一つひとつの練習を意識して取り組むしかない」。
●中谷仁監督(智) 「横綱相撲なんてとれないのに、うまくプレーしよう、きれいに勝とうとしてしまった。相手の気迫に負けた。監督の責任です」