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作新学院、17人送り出す総力戦 44年前に敗れた大分商に雪辱

2023年3月19日18時40分

朝日新聞DIGITAL

 (19日、第95回選抜高校野球大会2回戦 作新学院8―6大分商)

 作新学院はベンチ入りした選手18人のうち、17人をグラウンドに送り出す総力戦で、大分商との伝統校対決を制した。

 小針崇宏監督は、冬の練習でレギュラーはもちろん、チーム全体の底上げを図った。「調子がいい選手、実力のある選手を使っていく。背番号にとらわれず全員でやっていく」という決意で試合に臨み、底上げの成果が遺憾なく発揮された。

 自慢の打線では、監督の期待に応えるように様々な選手が活躍した。ベンチ入りしたばかりの上野飛馬が先制適時打を放ったほか、六回には代打の細谷季登の適時打で追加点を奪うなどして終始リードを保った。ロースコアの勝負に持ち込みたかった大分商のゲームプランを打ち砕いた。

 防御率0点台を誇る大分商のエースの速球に負けず、中軸の武藤匠海はしっかりバットを振り抜いた。2安打2打点の東海林智は「自分の手でチームを勢いづけようと思った」と胸を張った。

 投手リレーも惜しみなかった。1安打も許していなかった先発の川又楓を、四回の先頭打者に四球を与えたところであっさりと交代させた。打ち取った打球が強風で野手の間に落ちる不運もあったが、最後は磯圭太が強気の速球でピンチを切り抜けた。

 作新学院はこれで1979年の選抜で敗れた大分商への雪辱を果たし、甲子園40勝。このうち監督として20勝を挙げた小針監督は「昨年創部120周年。歴史と重みを感じながら、新たなスタートを切った」。選手たちは、その歴史に新たな1勝を刻んだ。

     ◇

 ▼作新学院が春夏通算40勝 選手権大会27勝(14敗)、選抜大会13勝(9敗)で達成。うち21世紀に入ってから20勝(春3勝3敗、夏17勝10敗)をあげている。

 ▼作新学院―大分商は2度目 第51回大会(1979年)の1回戦(大分商5―1作新学院)以来。

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