「雰囲気違った」「次はメンバー入りして」 報徳学園と社が堂々行進
【兵庫】第95回記念選抜高校野球大会が18日、西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式には4年ぶりに全出場校の選手が参加し、報徳学園と社の選手たちも引き締まった表情で行進した。
報徳学園は副主将の竹内颯平選手(3年)が「イッチ、イッチ、イッチニー」と行進のかけ声を務めた。「観客が入ったことでリハーサルと全然雰囲気が違い、興奮しました」。行進後、間木歩投手(2年)から「リハーサルよりうまかった」と褒められたという。
社の先頭でプラカードを持ったのは内野手の斉藤和輝さん(3年)。直前で登録選手から外れたが、山本巧監督から指名された。「とにかく球場の存在感に圧倒された。グラウンドの土が硬かった。次はメンバー入りして甲子園の土を踏みたい」。仲間に対しては「1球1球を大切に最後までくらいついてほしい」とエールを送った。
社は大会3日目の第1試合で海星(長崎)と、報徳学園は6日目の第1試合で健大高崎(群馬)と対戦する。(熊谷姿慧)