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選抜大会開幕 香川の2校、英明と高松商の選手らが堂々と行進

2023年3月19日10時30分

朝日新聞DIGITAL

 第95回記念選抜高校野球大会(日本高校野球連盟・毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式に臨んだ英明と高松商の選手らは、観衆の拍手が響く中、息の合った行進を見せた。高松商の横井亮太主将(3年)が選手宣誓の大役を務め、国歌独唱では高松一の中村心澪(みれい)さん(3年)が豊かな歌声を響かせた。

 開会式は雨の影響で1時間半遅れて始まった。新型コロナウイルス対策の緩和で、4年ぶりに全出場校の選手らが参加しての開催となった。

 観衆に見守られながら、先に入場してきたのは36校中29番目の高松商。大きく腕を振り、勢いのある行進を見せた。昨夏の甲子園での登板経験のあるエース大室亮満投手(3年)は「温かい拍手をもらい、応援してもらっていることを実感した。夏の思い出がよみがえってきた」と話した。

 初戦は2回戦最後の試合となる大会7日目。全チームで最後の登場となるが、横井主将は「打撃面の調子は上がってきている。球の速い投手を意識して調整したい」と話した。

 続いて入場した英明は、選抜旗を持った中浦浩志朗主将(3年)を先頭に、甲子園の土を踏みしめながら歩を進めた。

 初めて甲子園に立ったという中浦主将は「やはり特別な球場。行進中は喜びをかみしめていました」。

 チームは、まずは初戦突破を目標に調整を続けている。強豪の智弁和歌山との初戦を控えて、「相手が勝つと思っている人が多いと思うが、『今に見とけよ』という感じです」と強い意気込みを見せた。

 国歌独唱は、昨年の第76回全日本学生音楽コンクール全国大会声楽部門・高校の部と、第76回瀧廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクールで1位に選ばれた中村さんが務めた。球場での歌唱は、昨夏の香川大会ぶり。「人の多さに圧倒されたけど、爽快でした」とほほえんだ。

 甲子園は憧れの場所だった。2年前に亡くなった祖父の勝さんは野球好きで「いつかは甲子園で歌ってほしい」とよく口にしていた。「祖父が導いてくれたと思うので、どこかで見守っていてくれたはず」

 将来はオペラ歌手を目指す。3月末には1週間ほど、ウィーンへ音楽留学に行く予定だ。「今日は120点でした。表現力豊かなオペラ歌手になり、いつかは海外の舞台で歌いたい」と話した。(堅島敢太郎)

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