守り強化した東邦、19日に鳥取城北戦 相手エース攻略がカギ
18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)で、東邦(愛知)は19日、大会第2日の第1試合(1回戦)で昨秋の中国地区大会4強の鳥取城北(鳥取)と対戦する。甲子園出発直前の練習では、昨秋の公式戦15試合で30失策した守りの練習に力を入れ、強化を図っていた。
鳥取城北戦の見どころは、昨秋の公式戦でチーム打率3割7分0厘を残した東邦打線が、伸びのある直球とフォークを投げ分ける鳥取城北のエース新庄空投手をいかに攻略するかだ。
冬に力をつけた東邦の中島快選手(3年)は「ビデオを見た感じでは変化球主体で攻めてくるようなので、1球で仕留められる準備をする」と言う。
最速149キロを記録するプロ注目のエース宮国凌空(りく)投手(3年)の投球も鍵になる。鳥取城北打線について「強振してくる選手が一通り見てもいなかったので、しっかり指がかかったボールを投げて、打たれても単打に抑えること。甲子園だからといってやることはそこまで変わらない」と、平常心を強調した。(土井良典)