大垣日大、初戦の沖縄尚学戦に手応え 開会式リハーサルに参加
第95回記念選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の開会式のリハーサルが17日、阪神甲子園球場であった。4年ぶりに、出場全校が集って場内を1周する従来の入場行進に向けて、岐阜・大垣日大の選手らも足をそろえた。
プラカードを持って先頭を歩いたのは、北室大輔選手(3年)。今大会は背番号をつけてのベンチ入りはかなわなかったが、大役の指名を受けた。「甲子園で歩けると知ってうれしかった。グラウンドに入れる機会は、簡単にはない。今後の自分の財産にもなるので大切にしたい。(当日も)堂々と歩きたい」
デザインが新調されたユニホームに身を包んだ大垣日大は大会1日目の18日、第3試合で沖縄尚学と戦う。午前9時から始まる開会式のあと2試合待ち時間があり、阪口慶三監督は「試合までコンディションを保つのが難しい。過去には、待機時間に寝てしまった人もいたけれど、開会式で朝も早いし、やむを得なかった」。大会の初日ならではの体調管理の難しさがありそうだ。
エースの右腕・山田渓太投手(3年)は「うまくリラックスしながら、気持ちを切らさずにいきたい」。練習試合が今月始まってから、球がシュート回転するなど調子がなかなか上がらなかったが、甲子園入り前の15日にあった最後の練習試合で好投。「今年に入って一番、納得がいくピッチングが出来た。自分の形を出せて良かった」と手応えを口にしていた。
沖縄尚学は、昨秋の公式戦チーム打率が今大会の出場校中トップの4割7厘を誇る。その強力打線に、エースがどう立ち向かうかがポイントになる。(上山浩也)