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選抜、東北は開幕試合で山梨学院と対戦 監督「選手が楽しむ、大事」

2023年3月18日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 【宮城】18日から始まる第95回記念選抜高校野球大会で、東北は初日の開幕試合で山梨学院(山梨)と対戦する。東北の佐藤洋監督と山梨学院の吉田洸二監督に聞いた相手チームの印象や意気込みなどを、紙面対談の形で紹介する。

 ――開幕試合をどう受け止めるか

 佐藤 開幕試合は注目度が高い。高校野球を改革しようという中で迎える試合なので、とても意味のあることだと思う。

 吉田 抽選会当初はただただびっくりした。なかなか経験できることではないので楽しみ。普段通りに試合を迎えられれば。

 ――相手の印象と注目する選手は

 佐藤 山梨学院は関東のチャンピオンで走攻守のバランスがとれており、バッティングがいい。うちは投手力が持ち味なので、山梨学院の打者とどう対するか楽しみでもある。試合の中で、「山梨学院の野球」を感じたい。

 吉田 対戦するのが非常に楽しみ。「野球を楽しむ」「勝ちを意識しない」など新しいスタイルの高校野球に興味を持っていた。東北大会を少ない失点で勝ち抜き、ハッブス大起君だけではなく2枚の好投手がいるチームと認識している。

 ――昨秋から成長した点は

 佐藤 自立をテーマに、選手同士で話し合いながら一日一日を積み上げてきた。技術的にも精神的にもたくましくなり、チームとしての底上げができたのではないか。

 吉田 練習試合を数試合しかしていないので、正直わからない。ゲーム感覚が少ないので、昨秋の関東大会のころに戻したい。選手たちには心の成長を求めている。甲子園は独特の雰囲気があり、しかも開幕戦。落ち着いて本来のプレーができるよう期待する。

 ――キーマンとなりそうな選手は

 佐藤 全員がキーマン。昨秋の東北大会も、日替わりでキーマンが現れた。

 吉田 エースの林謙吾。春は投手力が物を言う。冬を越えて直球の球速が少し速くなった。林だけではなく投手陣にはしっかりゲームを作ってほしい。

 ――初戦を迎える意気込みは

 佐藤 意気込みというものはない。「野球を子どもに返す」が、指導者としてのテーマなので、個々の選手がどれだけ楽しんでくれるかが大事だ。あえて意気込みというなら、選手が主役の野球をすること。監督の出番は投手交代ぐらいで、あとは選手が考えてプレーできればいい。

 吉田 ここ数年、甲子園では消化不良の試合が続いている。勝負事なので勝ち負けがどうなるのかはわからないが、選手たちが十分力を発揮し、やり切ったなという大会にしたい。そのために自分も雰囲気作りからベンチでの表情までしっかりと気をつけて、準備をしていきたい。

(敬称略)

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