大分商は作新学院と19日に対戦　選抜高校野球

　18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が10日あり、大分商は、作新学院（栃木）と大会第2日の19日、第2試合で対戦することが決まった。試合開始は午前11時半の予定。大分商は、新型コロナ禍で中止となった2020年以来の選抜大会。選手たちは「日本一の元気を出して」（大道蓮主将）、頂点をめざす。

　今年の抽選会は4年ぶりに対面で開かれ、36校の主将が大阪市内の会場に集ってくじをひいた。大道主将は同じ九州地区の出場校4校のうち2番目にくじをひき、舞台のマイクの前へ進んだ。

　「大分商業高校、1番です」

　1番をひいて作新学院との対戦が決まった後、大道主将は相手について「甲子園常連の強豪校。投打のバランスがとれて素晴らしいチーム」と述べ、「大分商の全力プレー、泥臭い野球ができたらいい結果もついてくる。元気のいいはつらつとしたプレーを甲子園で全国の方々に見せたい」と意気込みを語った。

　大分商が作新学院と甲子園で対戦するのは、1979年の選抜大会以来44年ぶり。前回は5―1で逆転勝ちした。

　大分商の那賀誠監督は「チームの強みは失敗を恐れず、果敢に挑戦していくところ。ミスしてもそれを上回る気持ちのこもったプレーがあれば勝機も訪れる。目の前の一球に、魂を込めて立ち向かってくれたら」と話していた。（奥正光）