高知は初日第2試合で北陸と対戦へ「足使い点を取る」 選抜高校野球
18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社・日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で出場36校の主将らが参加して行われた。高知県勢の高知は大会初日の第2試合の1回戦で、昨秋の明治神宮大会4強の北陸(福井)と対戦することが決まった。
抽選会は午前9時から、毎日新聞大阪本社オーバルホールで始まった。高知の西村侑真主将は11番の札を引き、対戦相手が決まるのを待った。抽選の最後となった北信越地区の3校から、10番の札を引いた北陸との対戦になった。
西村主将は抽選後の代表取材に、北陸の印象を「昨秋の明治神宮大会に出て、英明(香川)にも勝っている。投手を中心にまとまったいいチームだと思う」と話した。自分たちは「守備からリズムをつくって攻撃につなげ、足を使って点を取りたい」といい、「去年の先輩たちが1勝だったので、1勝を超え、日本一を目指してやっていきたい」と意気込んだ。
浜口佳久監督は相手について「チーム一つとなって粘り強く戦っている印象がある。素晴らしい投手なので、くらいついていくしかない」とし、「つなぎの野球でコツコツと足を絡ませながら攻めたい」と話した。
高知は2年連続20回目の出場。中嶋、西村真、平、辻井の4投手の継投を軸に試合をつくってきた。守備はセンターラインが安定。足を絡めた攻撃が得意で、木村、福井の1、2番を長打力のある高塚、山平、門野らでかえす展開を狙う。(鈴木芳美)