広陵、二松学舎大付と初戦　20日の第2試合　選抜高校野球

　18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会（日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援）の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内であった。広陵は大会3日目の20日の第2試合（午前11時半開始予定）で、二松学舎大付（東京）と対戦することが決まった。

　「広陵高校、18番です」。抽選会開始から30分すぎ、小林隼翔（はやか）主将（3年）は各校の主将らを前に、緊張した面持ちで番号札を読み上げた。

　二松学舎大付について、中井哲之監督は「打撃のチームで、1番から9番までフルスイングしてくる印象」と分析。「どのような試合展開になるか想像がつかない。できれば先制点をとって優位に試合を運びたい」と話した。

　初戦が大会3日目となったことについては「やっと（学校の）試験がおわり、いま練習試合をしているところだ。3日目ぐらいがちょうどよかった気がしている」と語った。今月4日から今年の練習試合を行い、倉敷工（岡山）を相手に連勝するなど、調整は順調という。

　小林主将は「冬にやってきたことがだんだん出せるようになってきていて、楽しみだ」。中井監督は「夢の舞台の甲子園なので、失敗をおそれず、思い切ってプレーしてくれたら」と話した。

　勝てば25日の第3試合で海星（長崎）と社（兵庫）の勝者と戦う。昨年、一昨年と明治神宮大会の決勝で敗れ、広陵の選手らが「目標でありライバル」とする大阪桐蔭（大阪）は、決勝まで当たらないブロックに入った。（福冨旅史）