選抜で智弁和歌山は英明と対戦 優勝めざし「挑戦者で向かっていく」
18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が10日、大阪市北区であり、3年ぶり15回目の出場となる智弁和歌山は第2日の第3試合(19日午後2時開始予定)で英明(香川)と対戦することが決まった。
抽選会は、4年ぶりに全出場校の主将があつまり、対面で行われた。智弁和歌山の青山達史主将は、英明の印象について「神宮大会にも出場した、投手を中心に守り勝つ力があるチーム」と語った。自身のチームの鍵となる選手については「1番打者の多田羅(浩大)の出塁が攻撃のリズムを作る鍵になる」と話した。選抜大会では、1994年以来、2度目の優勝をめざしている。「挑戦者の気持ちで全力で向かっていく。守備からリズムを作り、攻撃で大量得点する自分たちの野球をしたい」と初戦に向けて意気込んだ。
抽選会後、中谷仁監督も代表取材に応じ、チームの心境を代弁した。「組み合わせが決まり、選手もさあ行くぞという気持ちと思う」。チームのキーマンには、1月に遊撃手から捕手に転向した杉本颯太選手の名前を挙げ、「試合経験が少ないなかで、どれぐらいバッテリーで試合を作っていけるか」と期待した。(下地達也)