選抜高校野球 能代松陽の初戦は21世紀枠の石橋と
【秋田】18日開幕の第95回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が10日あった。初出場の能代松陽は大会第4日の21日、第1試合で21世紀枠の石橋(栃木)と対戦することが決まった。
大阪市で午前9時から始まった抽選会。「能代松陽高校、21番です!」。くじを引いた大高有生主将は表情を変えることなく、はっきりと番号を読み上げた。
チームには昨夏の甲子園を経験したメンバーが多く残る。抽選後の取材に大高主将は「一戦必勝」としたうえで、「(自分たちは)エースの森岡(大智)を中心に守り勝つチーム。まずは初戦を勝ち抜けるように頑張りたい」と話した。
工藤明監督は対戦相手の石橋について、「練習試合もしていないし、大会でも見たことがない。これから情報を集めて対策したい」。能代松陽にとって春の甲子園は初めてであることを問われると、「春を十分に楽しみたい」と話した。
冬の間は雪でグラウンドが使えなかったこともあり、「(選手たちが)ケガなく本番を迎えられたら」と工藤監督。チームは今月2日から沖縄で調整を行っており、14日に一度秋田に戻ってから甲子園入りするという。(北上田剛)