智弁和歌山が選抜大会に向け壮行会
第95回記念選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する智弁和歌山(和歌山市冬野)で4日、壮行会が行われ、選抜旗が授与された。
中高生約1200人や教員、野球部の保護者らが、会場の講堂や教室のモニターで見守るなか、青山達史主将(2年)が宮口祐司校長から紫色の選抜旗を受け取った。
藤田清司理事長は、「今年は総合力が非常に高い。イチローさんからも『すごく期待している』と連絡があった。紫紺の大優勝旗を和歌山に持ち帰ってほしい」。生徒会長の花谷明誠さん(2年)は、「過酷な練習に耐えてきたと思う。成果を発揮し、春2度目の優勝を勝ち取ってください」と激励した。
青山主将は「声出し応援は3年ぶり。最大限のパフォーマンスを出し、29年ぶりに選抜旗を和歌山に持って帰りたい」と抱負を語った。応援団、チアリーダー、ブラスバンドは、校歌と応援曲を披露し、選手らにエールを送った。
選抜大会は10日に組み合わせ抽選会があり、18日に開幕する。(下地達也)