選抜高校野球 大阪桐蔭は準決勝敗退、連覇ならず 山梨勢は初の決勝
第95回記念選抜高校野球大会は31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝があり、第2試合で連覇を狙った大阪桐蔭が、報徳学園(兵庫)に5―7で逆転負けした。
大阪桐蔭は三回に5点を先行したが、七回に追いつかれた。八回は救援したエース前田悠伍が2点を勝ち越された。
大阪桐蔭は昨秋の明治神宮大会を2連覇し、今大会も優勝候補の筆頭とみられていた。
報徳学園の決勝進出は2度目の優勝を遂げた2002年の第74回大会以来、21年ぶり。
第1試合では山梨勢として32年ぶりに準決勝に進んだ山梨学院が、広陵(広島)を6―1で破った。
山梨学院・林謙吾、広陵・高尾響の両右腕が八回まで1―1の投手戦を展開したが、山梨学院が九回、4番高橋海翔(ひろと)の適時打などで一挙5点を勝ち越した。
山梨勢の決勝進出は初。夏の全国選手権でも決勝に進んだことがなく、4月1日午後0時半からの決勝では山梨勢として春夏通じて初の優勝を狙う。