広陵、封じられた強打 好機で三振の真鍋「球速以上に伸びがあった」
(31日、第95回記念選抜高校野球大会準決勝 山梨学院6-1広島・広陵)
広陵は山梨学院の右腕、林謙吾に抑えこまれ、自慢の強打を封じられた。
一回、犠飛で先行したものの、後が続かない。三回には1死一、三塁の絶好機を築いたが、3番真鍋慧(けいた)は高めの速球にバットが空を切り、小林隼翔(はやか)は外の127キロに手が出ず、連続三振に倒れた。その後の好機もことごとく生かせず、2年生エース高尾響を援護できなかった。注目の強打者だった真鍋は、「球速以上に球に伸びがあり、狙い球もこなかった。チャンスで打てるよう対応力をつけたい」と悔しがった。
●中井哲之監督(広) 「高尾はよく投げた。(林は)気合でここ一番、力いっぱい投げてきた。差し込まれたり、ぎりぎりのコースで振らされたりした」
●田上夏衣(かい)(広) 七回、中堅の守備で本塁に好返球して走者をタッチアウトに。「狙っていたワンバウンド送球ができてよかった」