常葉大菊川、経験を自信に 「また戻ってきたい」 選抜高校野球大会
2023年3月31日10時19分
一回表、常葉大菊川・岩崎はチーム初安打を放つ=上山淳一撮影
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第95回記念選抜高校野球大会に出場した常葉大菊川は、初戦の2回戦で専大松戸（千葉）と対戦した。0―3で敗れたものの、相手を上回る安打数や積極的な盗塁など、好プレーも光った。
「最初は全然手応えがなかった。甲子園にいけるとも思っていなかった」。平出奏翔主将（3年）は新チーム発足時を振り返る。昨夏の静岡大会期間中に新型コロナが部の寮内で流行し、新チームの動き出しが10日ほど遅れた。練習試合をこなし、東海大会まで勝ち進むうちに次第に自信がついてきたという。
初戦では、最速151キロの相手エースにも果敢に挑んだ。平出主将は九回に左前へ安打を放って出塁。「打席を重ねる中で修正し、安打が生まれた」と振り返る。一回にチーム初安打を放った岩崎匠悟選手（3年）は「野球の聖地でプレーできて楽しかった。また戻ってきたいと強く思った」。
悔しい結果に終わったが、甲子園での経験は選手の自信へとつながった。チームの熱戦を写真で振り返る。（魚住あかり）
