春の甲子園出場の広陵に選抜旗 主将「打球速くなり、力ついてきた」
第95回記念選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する広陵(広島市安佐南区)に22日、開会式の行進で使う選抜旗が授与された。同校の講堂に集まった約900人の生徒が見守る中、部員が甲子園での活躍を誓った。
旗を受け取った小林隼翔(はやか)主将(2年)は「伝統の重みを感じ、気が引き締まった。チーム全体で打球のスピードが目に見えて速くなっていて、力がついてきたと思う」と語った。
中井哲之監督(60)は「いよいよ始まるな、という気持ち。最近になって調子を上げてきた選手もおり、緊張感がある練習ができている」と話した。選抜旗を授与した国貞和彦校長は「最後まであきらめない広陵魂で、全国制覇を期待しています」と激励した。
昨秋の中国地区大会で優勝した広陵は2年連続26回目の出場で、4度目の選抜優勝をめざす。組み合わせ抽選会が3月10日にあり、同18日に開幕する。(福冨旅史)