「出る以上は優勝」「阪口監督を日本一の男に」 大垣日大が選抜へ
第95回記念選抜高校野球大会の出場校が27日に発表され、大垣日大(岐阜県大垣市)の2年連続5回目の出場が決まった。昨秋の東海地区大会の準決勝で優勝した東邦(愛知)に4―7で敗れたが、記念大会で東海地区の出場枠が1校増えたこともあって選ばれた。
出場決定は、インターネットの「センバツLIVE!」で生中継され、午後4時前、大垣日大の名前が読み上げられた。古田健二校長は、神戸町で練習をしていた選手たちに「選んでいただきました。おめでとう」と決定を報告。「東海地区代表として阪口野球を思う存分やり抜いてほしい。全校生徒も応援しているので頑張ってください」と激励した。
甲子園通算39勝を誇る阪口慶三監督(78)は「選ばれるかどうか不安だった。いまは肩の力が抜けてほっとしている。出る以上は優勝の2文字しか頭にない。投手陣を中心とした守備力に磨きをかけて甲子園でも突っ走りたい」と話した。
日比野翔太主将(2年)は「夢の舞台なので選ばれてうれしい」といい、「東海地区大会ではエラーと送りバントの失敗で負けてしまった。しっかり強化して臨み、成長した姿をみせたい」と決意表明した。
昨年の選抜大会でも登板したエースの山田渓太投手(同)は「昨年は緊張して実力を出せなかった。自分の強気の投球でチームを引っ張っていきたい」。打線の中軸を担う米津煌太内野手(同)は「阪口監督を日本一の男にしたい。走者をかえす打撃でチームに貢献し、ホームランも狙ってみたい」と力強く語った。
大会は3月18日に阪神甲子園球場で開幕する。(松永佳伸)