スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOS App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode
  • 高校野球
  • センバツに兵庫から2校 報徳学園「優勝めざす」社「応援に応える」

センバツに兵庫から2校 報徳学園「優勝めざす」社「応援に応える」

2023年1月28日10時30分

朝日新聞DIGITAL

 第95回記念選抜高校野球大会の出場36校が27日決まり、県内からは報徳学園と社(やしろ)が選ばれた。報徳学園は4強入りした2017年以来、6年ぶり22回目。社は夏春連続の甲子園で、春は04年以来2回目。組み合わせ抽選会は3月10日にあり、大会は同月18日に阪神甲子園球場(西宮市)で開幕する。

     ◇

 報徳学園では部員らが学校の講堂に集まり、選考委員会のインターネット中継を見守った。

 昨秋の近畿大会で準優勝。近畿ブロックは7枠あり、出場が有力視されていた。無事に選出され、大角健二監督(42)は「新チーム発足当初はなんとか選抜に滑り込んでくれればと思っていたが、頑張ってくれて予想以上の好成績を残してくれた」と選手たちをねぎらった。

 堀柊那主将(2年)は「発表を聞いてホッとしました。やっと実感がわきました」。

 チームはこの冬、近畿大会の決勝で大阪桐蔭に0―1で惜敗した悔しさを糧に練習に励んでいるという。エースの盛田智矢投手(2年)は「選抜では無失点に抑えてチームに貢献したい」。

 チームが目指すのは優勝だ。堀主将は「甲子園では感謝の気持ちを忘れず、勝つだけでなく周りのチームから応援していただけるチームになれるように頑張ります」と意気込んだ。(熊谷姿慧)

     ◇

 近畿地区最後の7番目に学校名を呼ばれた社の選手らはその瞬間、表情を変えず、身動き一つせずに受け止めた。隈(くま)翼主将(2年)は、「選ばれても選ばれなくても、心の浮き沈みがないようにしようとチーム全体で意識していた」と理由を語る。

 「毎日、選ばれない覚悟をしていた」と山本巧監督(50)が言うように、近畿大会は8強で、当落線上にあると見られていた。それでも昨秋の奈良県大会優勝の天理に1回戦で13―7と打ち勝ったことを評価されての選出。自信になったという隈主将は「さらに体作りを進め、全体の力を上げたい。みなさんの応援に応えられるチームにしたい」と話す。

 エースの高橋大和投手(2年)は「強いチーム相手にはまだまだ通用しないことを痛感している。まっすぐも変化球ももっとレベルアップして甲子園で戦えれば」と抱負を語った。(岡田健)

     ◇

 21世紀枠での出場が期待された小野は惜しくも落選し、補欠校となった。

 小野は昨秋の県大会で8強入りした。地元の小学生への野球教室の実施や授業で使うタブレット端末を活用した効率の良い練習方法などが評価され、近畿地区の21世紀枠候補に選ばれていた。

 出場校の発表は部員全員で校内のホールで見守ったが、1922年の創部以来、1世紀越しとなる「初めての甲子園」の夢は持ち越しになった。

 北垣賢高(まさたか)監督(47)は「甲子園の舞台に立ちたかったし、立たせてあげたかった。夏に向けて、小野高らしい一生懸命な野球をやりたい」と涙ぐんだ。(岩本修弥)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ
バーチャル高校野球ではアンケートを実施しています