監督「智弁和歌山である以上優勝目指して」 選抜へ3年ぶり15回目
第95回記念選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校が27日に発表され、和歌山県内からは智弁和歌山が選ばれた。3年ぶり15回目。組み合わせ抽選会は3月10日にあり、3月18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。
「選抜大会出場おめでとう!」。午後4時過ぎ、室内練習場に集まった選手たちに宮口祐司校長が出場決定を伝えた。選手たちは「ありがとうございます」と喜んだ。
中谷仁監督は「目標は甲子園出場ではない。智弁和歌山である以上優勝を目指して。攻撃、守備、走塁とまだまだ伸びしろがある。より一層気を引き締めて優勝を目指したい」と話していた。
主将の青山達史選手(2年)は「本当にうれしい。支えてくれた人たちに感謝しています。甲子園の舞台でまた野球ができる」と喜んだ。昨秋の近畿大会では3試合で5本塁打を放った智弁和歌山。選抜大会に向けて「長打力に加え、歴代の先輩方のように守備を磨きたい。一人一人がチームのために役割を果たし、全国優勝を目指したい」と意気込んだ。
秋の大会で4番打者を担った中塚遥翔選手(同)は「苦しいときの一打が4番の役目。本塁打を打ちたい気持ちもあるが、そこにこだわらず勝利のための打撃をしたい」と話した。
昨秋の近畿大会全試合で登板した右腕・清水風太投手(同)は「自分が抑えれば、打線はきっと得点してくれる。左腕・吉川泰地(同)と助けあいながら、チームを勝たせたい」と言った。(下地達也)
■智弁和歌山の昨秋の成績
【秋季近畿地区県2次予選】
1回戦 ○5―0日高中津
準決勝 ○10―0海南
決勝 ○6―1近大新宮
【秋季近畿地区大会】
1回戦 ○8―4京都国際(京都2位)
準々決勝 ○7―0社(兵庫3位)
準決勝 ●5―9報徳学園(兵庫1位)