広陵、2年連続26回目の選抜出場 昨春のリベンジ、4度目の優勝へ
3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校が27日発表され、昨秋の中国地区大会で優勝した広陵(広島市安佐南区)が2年連続26回目の出場を決めた。春夏合わせて49回目の甲子園。選手らは必勝を誓った。
広陵は昨秋の中国地区大会を連覇し、続く明治神宮大会でも2年連続で準優勝した。2回戦で敗退した昨春の選抜のリベンジに燃え、4度目の選抜優勝をめざす。
「ほっとした気持ち。神宮大会の決勝で負けた悔しさが原動力になり、この冬でチーム力はかなり上がっている。必ず全員で日本一をとりたい」。主将の小林隼翔(はやか)君(2年)は意気込んだ。
昨秋の県大会5試合で計30得点の打撃陣は強力だ。4番として活躍が期待される真鍋慧(けいた)君(2年)は「自分にはチャンスでの長打が求められている。甲子園ではチームを勝ちに導けるホームランを打つ」と語る。
中井哲之監督(60)は「選抜出場は子どもたちのおかげ。今年は優勝を十分狙える力があるチームだと思う。甲子園でみんなで喜べるよう、しっかり調整したい」と話した。
国貞和彦校長は出場決定を選手らに報告する際、「お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、優勝旗を持って帰ってきてください」と激励した。(福冨旅史)