樹徳の阿久津・前主将 学生野球の表彰
2023年1月26日10時45分
森英也会長（左）と記念盾を手にする樹徳の阿久津佑太・前主将=2023年1月25日午後2時7分、群馬県桐生市錦町の樹徳高校、柳沼広幸撮影
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昨夏の第104回全国高校野球選手権群馬大会で優勝し、30年ぶりに夏の甲子園に出場した樹徳高校野球部の前主将、阿久津佑太さん（18）が、日本学生野球協会の2022年度優秀選手に選ばれた。25日、群馬県桐生市錦町の同校で表彰伝達式があり、県高校野球連盟の森英也会長から記念の盾が手渡された。阿久津さんは「県の代表として素晴らしい賞をいただき、うれしい」と喜んだ。
同校は昨夏の群馬大会でノーシードから強豪校を次々と破って優勝を果たした。阿久津さんは4番打者で主将の重責を担った。二塁手として好守でチームに貢献したが、打撃は不振で無安打に終わった。「甲子園に行けたのはよかったが、個人としては納得のいく形で終われなかった」と悔いが残った。
春からは専修大に進学し、野球を続ける。「食らいついて、大学では結果を残せるようにしたい」と話した。将来は群馬に戻って警察官になりたいという。
同校の井達誠監督は「優しく、包容力のあるキャプテンだった。大学の野球はレベルが高くなる。これまでに培った精神で阿久津らしくやってほしい」と激励した。（柳沼広幸）
