秋の王者は大阪桐蔭 2年続けて広陵を破り明治神宮大会初の連覇
第53回明治神宮野球大会最終日は24日、東京・神宮球場で高校の部の決勝があり、大阪桐蔭(近畿)が広陵(中国・広島)を6―5の逆転で破り、大会史上初の2連覇を飾った。大阪桐蔭の優勝は2度目。
決勝は2年連続で同じ顔合わせとなった。広陵は雪辱はならず、初優勝に届かなかった。
近畿地区には来春の第95回選抜大会での「神宮大会枠」が与えられ、近畿の出場枠は6から7に増える。
大阪桐蔭は5点を追う五回、5長短打を集める打者11人の攻撃で、一挙5点を奪って追いついた。
続く六回も2死三塁と攻め、2番山田太成の投手への適時内野安打で勝ち越した。
その裏から、21日の準決勝を161球で完投したエース左腕の前田悠伍が救援し、4イニングを無失点に抑えた。
広陵は二回に敵失に乗じて3点を先行。四回は3番真鍋慧(けいた)が今大会2本目、高校通算49本目となる2ランを右翼席へ運んで2点を加えたが、リードを守れなかった。
大学の部は明大(東京六)が国学院大(東都)を1―0で下し、2016年以来6年ぶり7度目の頂点に立った。国学院大の初優勝はならなかった。