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神宮大会は10球降板 東海大菅生の148キロ右腕が来春目指すもの

2022年11月19日16時02分

朝日新聞DIGITAL

 (19日、明治神宮野球大会・高校の部準々決勝 広島・広陵6―2東京・東海大菅生)

 一回裏。1死を取ったところで、東海大菅生の最速148キロ右腕エース、日當(ひなた)直喜(2年)は肩を押さえた。「おかしいというか、感覚的に違った」

 捕手の北島蒼大(2年)がすぐにマウンドに駆け寄る。「いつもとしぐさが違う。おかしいなと思って、すぐに『どうした?』って」。この回を無失点に抑えたが、右肩の違和感を訴え、次の回はマウンドにのぼらなかった。

 秋季都大会では3回戦以降、日當が1人で投げ抜いた。わずか10球での降板に、若林弘泰監督は「ずっと日當だのみだった。2イニング目もいくといっていたけど、今無理をしてもしょうがない。他の投手陣も経験できたのは良かった。選抜まで時間があるので、鍛えないと」と話した。

 降板後も、日當はベンチから声を送り続けた。「自分がダメでもみんながカバーしてくれる。周りを信じて全力で声を出しました」。六回に北島の左越え本塁打で2点をかえした時は、手をたたいて喜んだ。「肩は痛いとかではないので、全く問題はない。この冬でシュートとか、球種を増やしたい」。来春、巡ってくるであろう甲子園という大舞台にそなえ、成長を誓った。(野田枝里子)

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