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大阪桐蔭の西谷監督「なぜ会見に?」 殊勲の8番に愛ある「いじり」

2022年11月18日17時22分

朝日新聞DIGITAL

 (18日、明治神宮野球大会・高校の部1回戦 大阪桐蔭9―1愛知・東邦) 

 大阪桐蔭は17安打9得点と打線がつながった。

 ヒーローは控えめな性格の8番打者だ。

 1―1の四回、大阪桐蔭は先頭の二塁打と犠打で1死三塁とし、8番岸本真生(まうい)が左打席に入った。

 「どんな形でもいいから1点を」

 フルカウントからの6球目を引っぱたくと、打球は高く上がり、そのまま右翼フェンスを直撃。頭から三塁へ滑り込んだ。

 この一打で打線が勢いづき、9番投手の前田悠伍も左中間への二塁打で続く。後続もつながり、この回、一挙5得点とたたみかけた。

 試合後。

 西谷浩一監督(53)、8回1失点と好投した主将の前田とともに、岸本はバックネット裏の会見場に呼ばれた。

 3人がイスを並べて座り、報道陣が囲む。

 適時三塁打を振り返り、岸本は小さな声で言った。

 「たまたま、飛んだところがよかっただけです。自分は能力がないので、早め早めのカウントで振っていかないと……」

 それを聞いた西谷監督が冗談を飛ばす。

 「なんで岸本がここにおるんや。(高校生活で)最後のインタビューやからな」

 岸本は、スリランカ出身の両親を持ち、長打力が魅力の1年、ラマル・ギービン・ラタナヤケと三塁のポジションを争っている。

 恥ずかしがる岸本を見て、西谷監督は愛情たっぷりに続けた。

 「一生懸命やってくれています。いいところで打ってくれる。ラマルを使いたいと思っていたところで、しぶとくやる。今日もいいところで打ってくれた。しぶとい選手だな、と」

 チームは2連覇を狙うが、前チームから主力として出場している選手は前田だけ。

 西谷監督は言う。

 「まだまだ発展途上のチーム。未熟なところがある。今日もどっちに転んでもおかしくなかった」

 「勉強の場」ともとらえる今大会で、レギュラー争いが一層熱を帯び、誰よりもうれしかったのは監督だったにちがいない。

 監督の言葉を聞いた岸本は「がんばります」とぽつりと言った。(山口裕起)

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