21世紀枠に三刀屋を推薦 島根県高野連 57年ぶりに中国大会出場
島根県高校野球連盟は10日、来春の第95回記念選抜高校野球大会の「21世紀枠」に、県内から三刀屋(雲南市)を推薦すると発表した。
三刀屋は1978年に夏の甲子園に出場。島根大会では、2020年(独自大会)は4強、21年8強、今夏も4強入り。今秋の県大会で準優勝し、57年ぶりの中国大会出場を果たした。
県高野連は推薦理由として、近年の好成績のほか、冬季に降雪量が多い中、長靴で走るなど工夫した練習に取り組んでいる点を挙げた。高齢者が多く暮らす地域で雪かきを手伝ったり、昨年の豪雨災害時に土砂のかき出しに協力したりするなど、ボランティア活動を積極的に行っていることも評価した。
21世紀枠は、12月9日に中国地区5県それぞれの推薦校の中から1校に絞られ、来年1月27日に全国9地区の中から3校が選ばれる。(野田佑介)