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広陵が連覇 小柄な2番打者の「生きる道」 秋季中国地区高校野球

2022年11月7日10時30分

朝日新聞DIGITAL

 第139回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は6日、広島県尾道市のぶんちゃんしまなみ球場で決勝があり、広陵(広島1位)が光(山口3位)を13―0で破り、秋季は2年連続13度目の優勝を果たした。広陵は18日開幕の明治神宮大会(東京・神宮球場)に出場し、19日の初戦で東京地区代表と対戦する。

     ◇

 柔よく剛を制す。広陵の2番打者、谷本颯太(そうた)君(2年)は、そこに自分の「生きる道」を見いだす。

 初回、ファウルで粘った後の6球目を左越え三塁打にしてチーム初ヒット。三回の打席では、2死二塁から中前に先制適時打、七回は1死二塁から右前にしぶとく運ぶ適時打を放った。

 昨秋はレギュラーだったが、その後は控えに回ることもあった。3番の真鍋慧(けいた)君(2年)ら強打者がそろうチームで、小柄な自分は「パワーではかなわない」。そこで考えたのが、チーム打撃に徹する道だ。

 打席ではバットを指1本分短く持ち、「体に当たっても良い」という気持ちで本塁寄りに立つ。ボールが先行するとバントの構えで投手を揺さぶる。今大会は背番号5をつかみ、全4試合で先発出場した。この日は最速141キロを誇る相手エースの直球を狙い、4安打2打点と活躍した。

 広陵は新チーム以降、練習試合も含めて負けなしという。「自分たちの野球をすれば、日本一になれる自信がある」と谷本君。長い秋の戦いの舞台は、東京・神宮球場に移る。(福冨旅史)

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