広陵が2年連続神宮大会へ 13得点で光を圧倒 中国地区高校野球
第139回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は6日、広島県尾道市のぶんちゃんしまなみ球場で決勝があり、広陵(広島1位)が光(山口3位)を13―0で破り、秋季は2年連続13度目の優勝を果たした。広陵は18日開幕の明治神宮大会(東京・神宮球場)に出場し、19日の初戦で東京地区代表と対戦する。
広陵は三回、谷本の中前適時打で1点を先制。五回は田上の右越えソロ本塁打を皮切りに、小林、只石の連続適時打を含む7連打など打者13人の猛攻で一挙10点を奪った。以降も小刻みに加点した。先発した背番号11の左腕倉重は、チェンジアップなどを効果的に使って的を絞らせず、6回を投げて被安打2の無失点と好投した。
初優勝をめざした光だったが、前日の準決勝で完投したエース升田が制球に苦しみ、甘くなった球を捉えられた。堅守で支えてきたバックも4失策。攻守で流れをつかめなかった。
中国地区大会の成績は、来春の第95回記念選抜大会の出場校選考に向けて重要な資料になる。記念大会で例年より4校多い36校が出場するため、一般選考の地区別校数は中国・四国が6校(中国2、四国3、残り1)で、広陵は2年連続、光は初の選抜大会出場が有力。残り1校は四国地区の対象校との比較をして選出する。