広陵と光が決勝へ、来春の選抜有力に 高校野球中国地区大会
第139回秋季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は5日、広島県尾道市のぶんちゃんしまなみ球場で準決勝2試合があり、広陵(広島1位)と光(山口3位)が決勝へ進んだ。来春の選抜大会は中国地区の一般選考枠が2で、両校は選抜出場が有力となった。
広陵は終盤にたたみかける攻撃を見せ、鳥取城北(鳥取1位)に8―6で逆転勝ち。2点を勝ち越された直後の八回、真鍋の右翼線への2点二塁打で追いつくと、小林の右中間適時二塁打などで加点し、計4点を奪って試合を決めた。
光は、高川学園(山口1位)との同県対決を2―1で制した。光は同点で迎えた八回、1死一、二塁で藤井が勝ち越しの中前適時打を放った。エース右腕の升田は被安打4、1失点で完投した。
広陵―光の決勝は6日午前11時から、ぶんちゃんしまなみ球場で行われる。
今大会の成績は、来春の第95回記念選抜大会の出場校選考に向けて重要な資料になる。記念大会で例年より4校多い36校が出場するため、一般選考の地区別校数は中国・四国が6校(中国2、四国3、残り1)となる。1校は両地区の対象校を比較して選出する。