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静岡県勢対決 常葉大菊川が制する 高校野球秋季東海大会

2022年10月30日10時00分

朝日新聞DIGITAL

 第75回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)の準決勝が29日、草薙球場であった。常葉大菊川(静岡1位)と加藤学園(静岡3位)の県勢対決は、常葉大菊川が2―0で勝利。来春の選抜高校野球大会への出場が有力になった。30日午前10時からの決勝で東邦(愛知1位)と対戦する。

     ◇

 「上を見ずに、足元を見て投げよう。どっしりしていよう」。四回裏、2点を追う展開で、加藤学園の吉川慧投手(2年)はマウンドに立ったが、焦りはなかった。いつでも投げられるように準備している。打たせて二つアウトを取り、3人目は空振り三振に。「まだ試合前半。逆転できる」。跳びはねて喜ぶベンチへ駆けだした。

 「野球の怖さを知りながらも、度胸良く投げられるようになった」と米山学監督は評価する。低めに球を集め、テンポ良い投球でチームに流れを呼ぶ。背番号10の救援投手として、秋季大会を通して成長した。

 きっかけの一つは県大会での苦い敗戦だ。常葉大橘と対戦した準決勝で、先発として登板。高めにうわずった球を打たれて、三回の途中で降板した。試合は1―11で6回コールド負けした。

 「一球を大切にしないといけない」。キャッチボールでも手を抜かなくなった。変化球を投げたり、伸びのある球を意識したり。ダッシュを繰り返し、持久力もつけた。

 そして、この日は最終回まで投げて無失点の好投を見せた。試合は敗れたが、強豪と互角に戦える手応えを感じた。「夏までにもう一段上の投手になって、エースナンバーを取りたい」(魚住あかり)

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