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加藤学園がサヨナラ勝ち 打った片山晴貴選手、先輩との素振り支えに

2022年10月23日10時00分

朝日新聞DIGITAL

 【静岡】第75回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)が22日、草薙球場と清水庵原球場で開幕し、1回戦があった。加藤学園(静岡3位)は至学館(愛知2位)との接戦をサヨナラ勝ちで制した。常葉大橘(静岡2位)は海星(三重3位)に敗れた。

     ◇

 「自分が絶対打つ」。加藤学園の片山晴貴選手(1年)は、米山学監督のサインに首を振って訴えた。同点で迎えた九回裏無死一、二塁の打席。バントを使うかどうか問う監督に対して、勝負することを選んだ。狙っていた直球を振り抜くと、打球は左翼へ。一塁を回って振り返ると生還する二塁走者と大喜びする仲間が見えた。

 兵庫県出身。シニアチームのあこがれの先輩を追いかけて同校に進んだ。秋の県大会から2番を打ち、東海大会から背番号2を付ける。「チームのためにやるしかない」とその重さをかみしめる。

 米山監督の期待に応えようと、寮でバットを振り込む。試合前日は寮生の先輩と素振りをするのが日課となった。昨晩も1時間ほどバットを振った。

 この日は制球力の高い相手投手に苦しんだ。支えになったのは昨晩一緒に素振りをした先輩たちの声だ。「思い切って笑顔でいけよ」。緊張を振り払って立った打席が、高校の公式戦初のサヨナラ打となった。

 「先輩たちと野球ができて本当に良かった」。試合後、ほっとした笑顔を浮かべた。強豪との試合が続くが、頼れる2年生となら戦えると思う。「チーム一丸となって、この勢いで明日に挑みたい」(魚住あかり)

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