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世代トップ、近江・山田が迎えた最後の打席 次にめざす選手像は

2022年10月2日16時25分

朝日新聞DIGITAL

 同点の本塁へ向かって三塁ベースを蹴ったところだった。相手の好守に阻まれてゲームセットとわかった瞬間、思わず表情がほころんだ。「いろんな経験をさせてもらって、最高の仲間たちと一緒に、すごく楽しい3年間でした」

 近江(滋賀)のエースで4番、主将でもある山田陽翔の高校野球が幕を閉じた。

 2日に宇都宮清原球場で開幕した栃木国体の高校硬式野球。今春の選抜で準優勝、今夏の全国選手権で4強入りした近江は1回戦で地元の国学院栃木に5―6で敗れた。

 山田は、この世代の中心にいた。中学時代から注目されていた逸材で、高校入学後も順調に成長。投げては150キロに迫る直球、打っては豪快なスイングで甲子園でも活躍した。なにより、自身の一番の武器が「ここ一番の集中力」と言うように、気迫を前面に押し出すプレー姿で高校野球ファンを魅了した。

 9月に米・フロリダ州で開催されたU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)でも、日本代表の主将を務め、2大会ぶりの銅メダル獲得に貢献した。

 最後の試合となったこの日は4番右翼で出場。投手としてマウンドに上がることはなかったが、見せ場は2点を追う九回2死一塁でやってきた。

 2ストライクからの3球目。高め直球をフルスイングすると、高く舞った打球は左翼フェンス直撃の適時二塁打に。「ちょっと詰まったけれど、伸びてくれた。気持ちで打ちました」。2安打1打点。勝利に導くことはできなかったが、さすがだった。

 肩の荷が下りたのだろう。試合後、穏やかな表情を浮かべながら報道陣の質問に答えていた。次の夢は、プロの舞台で活躍することだ。

 どんな選手になりたいか。迷いはなかった。「見ていて楽しんでもらえる選手になりたいです」。そう言って、またはにかんだ。(山口裕起)

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