津商と三重が決勝進出 秋季高校野球三重県大会
第75回秋季東海地区高校野球三重県大会(県高校野球連盟主催)は1日、松阪市のドリームオーシャンスタジアムで準決勝2試合があり、津商と三重が決勝進出を決めた。決勝カードは昨年と同じ対戦相手となった。両校は22日から静岡県で開催される東海大会に出場する。
東海大会への出場枠は3校。決勝と3位決定戦は4日、同スタジアムで予定されている。
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海星の主将で一番打者の田中将弥君(2年)はこの試合、5打数3安打と打撃が好調だった。三回は先頭打者として右前安打で出塁し、主軸・伊藤英吉君(2年)の適時二塁打で生還。4回は1死満塁から内野安打で三塁走者をかえした。
しかし、「試合の入りはよかったが、得点した後に防ぎきれず、攻める守備もできていなかった」。三塁手の田中君は振り返る。
2得点後の四回裏の守備を例に「投手は悪いカウントに追い込まれて、甘い球を狙われた」と分析。五回には、失策がらみで失点を重ねた。守備のタイムでは、マウンドに集まった内野手に「1点OKじゃなく、全員集中してミスを防ごう」と声をかけた。
3位決定戦の相手は2年生に公式戦経験者が多い木本。田中君は「一つひとつのプレーで、この一球しかないという思いで集中したい」と前を向いた。(菊地洋行)