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聖光学院が2年連続16回目の優勝 学法石川、田村など東北大会へ

2022年9月27日10時45分

朝日新聞DIGITAL

 第74回秋季東北地区高校野球福島県大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞福島総局など後援)は26日、県営あづま球場(福島市)で決勝があり、聖光学院が終盤粘る学法石川を5―3で振り切り、2年連続16回目の優勝を果たした。3位決定戦は田村が6―5で平工にサヨナラ勝ちし、18年ぶりの東北大会出場を決めた。上位3校は10月に山形県で開かれる秋季東北地区大会に出場する。

     ◇

 (26日、秋季東北地区高校野球福島県大会 決勝 聖光学院5―3学法石川)

 1点リードの八回1死二塁。聖光学院の片山孝(こう)(2年)が打席へ。「食らいつこう」とバットを拳一つ分短く握る。初球の内角スライダーを振り抜くと、打球は大きな弧を描いて左翼スタンドへ突き刺さった。片山は打球を確認すると、右手を高々と上げた。

 片山は6月に腰を痛めた。ベンチ外の選手でつくるBチームの試合に出ていたが、8月の新チーム発足後は歩くのも難しくなり、正選手を外れた。練習試合でも、控え選手が出る2試合目での出場となった。

 そんな中、腰への負担軽減のため、打撃フォームの見直しに取り組んだ。打席では全て引っ張るのではなく、逆方向を意識した。その結果、変化球を見極められるようになった。

 今大会は準決勝までの全3試合にスタメン出場し、毎試合安打を記録。チームはこの日、五回に犠打で勝ち越すも、六、七回の好機で追加点を奪えずにいた。苦しい展開を救う片山の一打に、斎藤智也監督は「価値ある一打」とたたえた。

 片山は試合後の校歌斉唱中に涙があふれた。その後の取材に「苦しい時期を思い出した。本塁打は神様からの贈り物かな」と笑顔を見せ、東北大会に向けてこう誓った。「チームを負けさせないよう、自分の持てる力を出し尽くしたい」(滝口信之)

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