昌平と浦和学院、関東大会へ 秋季高校野球埼玉大会
秋季埼玉県高校野球大会は26日、県営大宮球場で準決勝があり、昌平と浦和学院が決勝に進んだ。両校は10月22日に埼玉県内で開幕する関東大会への出場も決めた。昌平は2年ぶり、浦和学院は2年連続の出場。敗れた東農大三と山村学園は3位決定戦に回り、勝者は関東大会に出場する。決勝と3位決定戦は28日に県営大宮球場で行われる。
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山村学園は1年生左腕の西川歩の好投が光った。
1点のリードを許して迎えた六回表、マウンドを託された。球威のある直球とスライダーが両コーナーに決まり、浦和学院の打線をほんろう。4回を投げて被安打1に抑えた。
入学直後の春の県大会決勝でも浦和学院と対戦し、ピンチで安打を許した。「今日は絶対に抑える」と強い気持ちで宿敵に挑んだ。試合には敗れたが、一回り成長した姿を見せられた。
川越市出身。「地元から甲子園に行きたい」と市内にある山村学園の門をたたいた。次戦の3位決定戦は選抜大会へつながる関東大会出場がかかった大事な試合だ。「絶対に関東を決めて、浦学さんにリベンジしたい」と意気込んだ。(野口駿)