「たくさんの応援に感謝」 鳥取商が甲子園の成績を県教育長に報告
8月にあった第104回全国高校野球選手権大会に出場した鳥取商が13日、鳥取県庁を訪れて足羽英樹教育長に成績を報告した。初戦敗退という結果をバネに、全国で勝てるチームを目指すことを誓った。
11年ぶりに夏の甲子園に出場した鳥取商は、2回戦で仙台育英(宮城)に0―10で敗退。仙台育英はその後も勝ち続け、東北勢初の優勝旗を手にした。
倉吉東の監督として夏の甲子園で指揮経験がある足羽教育長は、今年の3年生が新型コロナウイルスで活動に制限を受け続けた経緯を踏まえ、「今年の夏を生涯忘れることなく頑張ってほしい」とねぎらった。
主将としてプレーした久城(くしろ)洸太さん(3年)は、仙台育英について「投手の球速や打球の速さ、対応力のすごさを感じた」と振り返り、「鳥取大会からたくさんの人が応援してくれた。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。将来は教員になって高校野球の指導者を目指すという。(清野貴幸)