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日本4勝で決勝ラウンド進出、遅れてきた変則左腕が快投 U18W杯

2022年9月14日07時00分

朝日新聞DIGITAL

 高校日本代表が出場する野球の第30回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は12日(日本時間13日)、米・フロリダ州で第4日があり、1次リーグB組の日本はオーストラリアとの第4戦に10―0の5回コールドで勝利し、通算成績を4勝として決勝ラウンド進出を決めた。

 日本は一回、先頭の浅野翔吾(香川・高松商)が左前安打で出塁し、敵失や暴投などで3点を先行。二回は松尾汐恩(しおん)(大阪桐蔭)の中越え2点二塁打など打者12人の攻撃で7点を加えた。先発の生盛亜勇太(あゆた)(沖縄・興南)が2回を4奪三振と好投し、計3投手が無失点でつないだ。(フロリダ州ブラデントン=山口裕起)

 変則左腕の吉村優聖歩(ゆうせふ)(高知・明徳義塾)が、持ち味を存分に発揮した。

 今夏の全国選手権以来の実戦登板は10―0の三回にやってきた。上体を二塁方向までひねってから横手で投げる独特のフォームで、相手打者を驚かせる。140キロ近い直球で先頭から2者連続で見逃し三振を奪うと、最後は二ゴロに。1イニングを完璧に抑え、「自分みたいな投げ方は世界でもなかなかいないと思う。得意な内角直球をしっかり投げられました」。

 チームが渡米する2日前の3日にメンバー変更で急きょ招集された。甲子園大会後は体重が73キロから68キロまで減ったが、いまは増量に励んでいる。「食べ物はあまりあわないけど、遅れてきた分を取り戻さないと」。出前のピザを食べるなどして72キロまで増やし、球威も上がってきた。

 メンバー20人のなかで唯一、試合に出ていなかったが、この日の投球でチームの信頼も得た。決勝ラウンド進出を決め、明徳義塾の監督でもある日本代表の馬淵史郎監督も「状態はよかったですね。これでめどが立った」と満足そうだった。(フロリダ州ブラデントン=山口裕起)

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