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「昨年の悔し涙がうれし涙に」 中京がV 全国高校軟式野球選手権

2022年8月30日10時00分

朝日新聞DIGITAL

 【岐阜】第67回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援)の決勝が29日、兵庫県明石市の明石トーカロ球場であった。東海代表の中京は大阪代表のあべの翔学を4―3とサヨナラで破り、史上最多となる3年ぶり11度目の優勝を決めた。

     ◇

 「何も言うことはない。絞り出せ」

 3―3で迎えた九回裏、中京のベンチ前。平中亮太監督は、選手の底力に優勝を託した。

 昨夏の決勝では、史上初の大会4連覇に手が届きかけたが、1点差で阻まれた。チームの原点はその悔しさだった。粘って粘る。一球を絞り出す。削り出す。そんな野球を徹底してきた。

 昨夏もレギュラーだった伊佐次快麻主将(3年)は決勝で敗れた翌日、「主将をやらせてください」と監督に直訴し、チームをこれまで引っ張ってきた。

 先行する試合が多く、県大会、東海大会は5点以上の大差をつけ、勝ち上がってきた。

 だが、この日先発したエースの谷本忠之投手(3年)は、制球が定まらず2点を先取された。試合は1点を争うシーソーゲーム。一時はリードしたが、八回に追いつかれた。

 九回裏2死二塁の好機で、藤村昴斗選手(3年)が打席に立った。今大会は長打を中心に結果を出しており、監督からは「絶好調男」と見られていた。

 藤村選手は、つなぐ気持ちで臨んだ。2球目、少し低めにきた直球を振り抜くと、打球は左中間へ。二塁走者が生還してサヨナラ勝ちとなった。

 昨夏はボールボーイとして連覇が途切れるのを見つめていた。「次は自分たちの代が」という気持ちが人一倍強かった。自分の一打で優勝を決めた後、グラウンドで仲間にもみくちゃにされたときには涙が浮かんでいた。

 「昨年の悔し涙が、うれし涙になった。すごいやつらです」。平中監督は言葉を詰まらせながら選手たちをたたえた。(東谷晃平)

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