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赤堀颯は「聖光学院史上最高の主将」 チームに染みつかせた言葉

2022年8月20日20時30分

朝日新聞DIGITAL

 (20日、第104回全国高校野球選手権大会準決勝 聖光学院4―18仙台育英)

 試合終了の瞬間、一塁上にいた聖光学院の主将、赤堀颯(3年)の涙が頰を伝った。「聖光学院の歴史を変える」と誓った夏は、4強で幕を閉じた。

 京都府出身。150キロ近い球を投げる投手や豪快な本塁打などパワー野球が全盛の中、小技を絡め、ユニホームを泥だらけにしながら甲子園でプレーする聖光学院に魅力を感じた。中学3年で練習を見に行き、進学を決めた。

 入学直後から同級生を集め、「3年生になったら日本一を取ろう」とミーティングで伝え続けた。そんな姿に引っ張られ、周囲も自然と「日本一」を口にするように。1年生の秋にBチームの主将に、2年秋にチーム全体の主将になった。

 聖光学院は昨年、夏の甲子園出場が13大会連続で途切れた。危機感を持った赤堀は「無類」をテーマに掲げ、「今までの聖光学院にないチームを作りたい」との思いを込めた。仲間が練習で手を抜いている様子が見られると、呼び出して怒ったり、「本当に日本一になりたいのか」と問うたりした。そんな姿から、斎藤智也監督は「聖光学院史上最高の主将」と評する。

 だが、赤堀は今夏の福島大会前、「このチームを負けさせたら……」と、プレッシャーに襲われた。自主練習で仲間から離れ、バットを振る日もあった。その姿を見かねた伊藤遥喜(3年)が、「そんなプレッシャーの中で戦えているのはすごい」と声を掛けてくれた。救われた気がした。

 今大会は1回戦から準々決勝までの4試合で毎試合第1打席で安打を放ち、勝利に貢献。この日も第1打席で四球を選び、先取点の本塁を踏んだ。チームは二回に一挙11点を許し、苦しい展開。それでもユニホームを泥だらけにして、チームを引っ張った。

 試合後のあいさつで、赤堀は仙台育英の選手たちに「(優勝を)頼んだぞ」と声を掛けた。「日本一を目標にやってきたけれど、仙台育英に敗れた。勝利をたたえたかった」。東北初の優勝という悲願を託し、赤堀は球場を去った。(滝口信之)

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