聖光学院ベンチで捕手・山浅がかけた言葉　エース佐山は涙止まらず

　（20日、第104回全国高校野球選手権大会準決勝　仙台育英18-4聖光学院）

　聖光学院は二回途中からエース佐山未来（みらい）が救援のマウンドに上がった。準々決勝までの4試合のうち2試合を完投した大黒柱は、しかし、被安打9、10失点と、仙台育英の勢いを止められず、六回で降板した。ベンチで捕手の山浅から声をかけられた。「バッテリーを組むのも最後だな。ありがとう」。涙が止まらなくなった。「仲間には感謝しかない」。試合後、真っ赤な目を何度もぬぐった。