仙台育英が決勝進出、二回に猛攻11得点 聖光学院は流れ止められず
(20日、第104回全国高校野球選手権大会準決勝 仙台育英18-4聖光学院)
◎…仙台育英打線は勢いに乗ると止まらない。二回無死一塁、遠藤の左越え二塁打で二、三塁とし、秋元が右前へ同点打。続く高橋が三塁線を破る勝ち越しの適時打を放った。暴投や四球も絡んで、この回打者14人で7長短打を集め、一挙11点を挙げた。外野の頭を越える打球は少ないが、鋭いライナーで野手の間を抜いた。
聖光学院は一回無死一、三塁のピンチを防いだ直後に先制。主導権をつかみかけたが二回の先頭に与えた四球が痛かった。2番手のエース佐山も流れを止められなかった。(山口史朗)
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▼宮城勢が福島勢に初勝利 20日の準決勝第1試合で仙台育英が聖光学院を破った。宮城勢と福島勢が甲子園で対戦するのは春夏通じて初めてだった。
▼個人1イニング最多二塁打タイ 2=仙台育英の遠藤太胡が聖光学院戦の二回に記録。第98回(2016年)の小西(東邦、対北陸)の四回以来、3人目。