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聖光学院、10得点の陰に巧みなバント 攻めの姿勢で初の4強つかむ

2022年8月18日21時03分

朝日新聞DIGITAL

 (18日、第104回全国高校野球選手権大会準々決勝 聖光学院10-5九州学院)

 13安打10点。聖光学院の大量得点に、巧みな小技が効いていた。

 1点を追う一回無死一塁で、高中一樹が三塁線にバント安打。犠打が定石だが、簡単にアウトになるつもりはなかった。「自分も生きようと三塁線を狙った。攻める気持ちでした」

 2番打者は、打撃練習の前に30分間もバント練習をするという。「数をこなして、決める自信を持つまでやってきました」

 雨でグラウンドが湿っており、打球の勢いが殺される。コンディションも味方してくれた。

 3番安田淳平はバントを2球ファウルしたが、斎藤智也監督はスリーバントを命じた。「元々バントや機動力が売りのチーム。決めてくれると思ってサインを出した」。1死二、三塁とし、三好元気の逆転二塁打を呼び込んだ。

 四、六回の追加点にも犠打が絡んでいる。特に六回は安田のバント安打を口火に、相手エースから貴重な1点をもぎ取った。「三塁手が後ろに守っていた。流れを作ろうと思った」。安田は胸を張った。

 聖光学院は全国選手権で過去4回8強入りしたが、すべて準々決勝で敗れていた。初めて壁を打ち破った。準決勝の相手は隣県のライバル・仙台育英。「最後まで負けないという思いでやっている」と主将の赤堀颯。その決意の先に、東北勢初の悲願がある。(編集委員・稲崎航一)

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