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大阪大会ベンチ外から甲子園メンバーに 野手転向の大阪桐蔭・近藤君

2022年8月18日08時00分

朝日新聞DIGITAL

 大阪桐蔭のベンチ入りメンバーには、大阪大会では背番号がなかった「勢いのある選手」がいる。近藤勝輝(まさき)君(3年)。「チームトップクラスの身体能力」でチャンスをつかみ取った。

 奈良県出身。中学時代に所属した生駒ボーイズの拠点は、大阪桐蔭の練習グラウンドのすぐ隣。強豪校は身近な存在だった。

 大阪桐蔭では最速140キロ中盤の直球を武器に、投手としてメンバー入りを目指した。ただ制球が定まらず、昨秋にサイドスローに挑戦もしたが、結果が出ない。「空回りしているのが自分でも分かった。悪循環から抜け出せなかった」

 ベンチ入りできなかった今春の選抜大会が終わったころ、一大決心をした。「投手として自分はダメだとずっと思っていた。このままでは後悔する」。外野手への転向を決めた。

 夏まであとわずか。他の選手との差を埋めようと、腹筋や連続スイングを日課に、とにかく練習した。

 そして迎えた大阪大会のメンバー発表の日。近藤君の名前は呼ばれなかった。

 「なんとなく予感はしていた。やっぱりかと思ったけど、悔しかった」

 その発表の時、西谷浩一監督が言った。「甲子園に出場してもう一回メンバー発表ができるように、チーム全員で頑張ろう」。その言葉が胸に残っていた。

 大阪大会期間中は個人練習の時間が多く取れた。メンバーのサポートに全力を尽くしながらも、納得がいくまでバットを振った。

 大阪大会で優勝し、甲子園のメンバーが発表された日。西谷監督から近藤君に背番号17が渡された。

 「びっくりして、夢のようだった」

 ただ、メンバーを外れた仲間への思いから、「喜びから責任感に、すぐに変わりました」と振り返る。

 ずっと立ちたかった甲子園の舞台。1回戦の旭川大(北北海道)戦では八回の代打で右前安打を放ち、塁上で笑顔がはじけた。2回戦の聖望学園(埼玉)戦はレフトの守備にも就いた。

 苦しい時ずっと応援してくれた父・浩誉(ひろたか)さんと母・くみさんのためにも、「思いっきり野球を楽しんでいる姿を見せたい」と、全力プレーを誓った。(岡純太郎)

     ◇

 近藤勝輝(こんどうまさき)⑰(3年)

 183センチ78キロ。コーチが「トップクラスの運動能力」と太鼓判を押す。投手から外野手に転向し打撃でのチーム貢献を目指す。

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