肩を組み泣いた敦賀気比バッテリー 中学から甲子園まで一緒の6年間
(16日、第104回全国高校野球選手権大会3回戦 聖光学院8-1敦賀気比)
敦賀気比のエース上加世田(うえかせだ)頼希(らいき)は試合後、捕手の渡辺優斗と肩を組んで泣きじゃくった。中学時代からバッテリーを組んできた2人。「あっという間の6年間でした。けんかもしたけれど、最後を甲子園で終われて良かった」
序盤から打ち込まれ、三回途中、4失点で1年生の竹下海斗にマウンドを譲った。「いやもう、全然だめだった。渡辺にいっぱい迷惑をかけてしまった」。7点差がついた五回に再登板。三回に本塁打を打たれた安田淳平を、右飛に打ち取ったのがせめてもの意地だった。4季連続の甲子園出場にも「結果を出せず申し訳なかった」と力なく言った。