聖望学園の岡本幹成監督が退任へ 選抜で準優勝、鳥谷敬さんら指導
第104回全国高校野球選手権大会で、埼玉代表の聖望学園を37年にわたって率いてきた岡本幹成監督(61)が16日、退任を表明した。後任には、1999年夏に鳥谷敬さん(元プロ野球・阪神など)らとともに同校の主将として選手権大会に出場した宮崎広春コーチが就任する。
岡本監督は今回を含めてチームを甲子園に5度導き、2008年の選抜大会では準優勝に輝いた。今夏は埼玉大会をノーシードから勝ち上がり、決勝で今春の選抜4強の浦和学院を破って13年ぶりの選手権大会の代表に導いた。甲子園では1回戦で能代松陽(秋田)に勝ったが、14日の2回戦で大阪桐蔭に敗れた。
岡本監督は大阪府守口市生まれ。桜宮高(大阪)から東北福祉大に進学。高校時代の恩師の紹介で、24歳の時に聖望学園の監督に就任。門倉健さん(元中日など)、鳥谷さんといったプロ野球選手も育ててきた。(仙道洸)