兄2人も出た甲子園で全力プレー 敦賀気比・米満、胸元の泥は誇り
■敦賀気比・米満晴内野手(3年)
(16日、第104回全国高校野球選手権大会3回戦 聖光学院8-1敦賀気比)
敦賀気比で甲子園に出た兄2人に憧れてきた。自身も聖地に立ち、「家族の夢でもあった。それを達成できた」。二回、一時同点となる左越え適時三塁打を放って三塁に頭から滑り込んだ。だが、これがチームにとって、この夏、最後の得点になった。「二度とここに足を運べないかもしれないと考えたら、泣いてしまうくらい勝ちたかった」。胸元の校名が読みにくいほど泥まみれになったユニホームが、全力プレーを象徴していた。