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「革命」の国学院栃木が躍進 甲子園で吸収した「データ以上のもの」

2022年8月16日17時50分

朝日新聞DIGITAL

 16日、第104回全国高校野球選手権大会3回戦 九州学院(熊本)4―0国学院栃木

 快進撃を続けてきた国学院栃木は、あと一歩でベスト8を逃した。16日の3回戦で、九州学院(熊本)と対戦。序盤から得点圏に走者を進めたが、あと一打が出ず。投手陣も4投手の継投で粘ったが、終盤に突き放されて0―4。敗れはしたが、ノーシードから作新学院の11連覇を阻んで37年ぶりの夏の甲子園をつかみ、2回戦では連覇を狙った智弁和歌山を破るなど、強烈な印象を残した。国学院栃木は10月に栃木県内で開催される「いちご一会とちぎ国体」特別競技の高校野球(硬式)に出場する。

     ◇

 「革命の国学院」。国学院栃木の選手たちが今年掲げたテーマだ。

 勝負の定石にとらわれない戦術で、日大三島(静岡)との開幕試合を勝利。2回戦は前年優勝校の智弁和歌山を倒した。

 だが、3回戦は完封負け。選手の表情からは、悔しさと充実感の両方があふれていた。

 戦術を下支えしていたデータは、この日も万全だった。初回から2死二塁の好機を作った。打席には智弁和歌山から本塁打を放った主将で4番の平井悠馬(3年)。相手の2年生エース・直江新の真ん中低めのチェンジアップを捉えた。打球は快音を残したが、相手遊撃手の正面を突いた。

 直後に1点の先制を許したが、二、三回も好機を作った。だが、直江は要所で厳しい球を投げてきた。直球の球威は尻上がりに増し、六回から七回にかけて4者連続三振を奪われた。

 平井は「難しい球でも、食らいついて安打にできなかった」と悔やんだ。柄目(つかのめ)直人監督はこう言って、脱帽した。「気持ちのこもった球は、データ以上のものがあった。直江君の投球を褒めるべきだと思う」

 4投手による継投策は、智弁和歌山戦に続いて機能した。もとは、投手の肩やひじのケアを考慮した取り組みだったが、打者の目が慣れる前に次々と投手が代わる起用法は、全国でも通用することを証明した。

 ただ、2年生エースの盛永智也には悔しさも残った。2回戦と同じく六回から登板したが、終盤に3失点。中2日の登板で疲れが抜けきれず、本来の制球力を欠いた。「体力がまだまだ。気持ちの弱さが出た」

 ノーシードから栃木大会を勝ち上がり、準決勝で11連覇を狙った作新学院を粘り腰で破って頂点に駆け上がった。甲子園でも選手たちは一戦ごとに成長した。柄目監督は「選手たちは指導者が思う以上に、いろいろなものを吸収した」と感慨深げに振り返った。

 目標の4強入りは届かなかった。でも盛永はこう言って、前を向いた。

 「(来春の)選抜(大会)に絶対出て、借りを返したい。来年は全国制覇できるように」(津布楽洋一)

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